本当はリビング階段は嫌でした。
では、 《なぜリビング階段を選んだのか?》
その理由をまとめたいと思います。
リビング階段デメリット
①冷暖房の効率がさがる
我が家は冷暖房はエアコンオンリーです。
高気密な住宅なので石油ストーブなどは使用禁止ですし、
赤ちゃんもいるので火傷の危険があるので
電気ストーブも使っていません。
どんな冷暖房器具でもそうですが、
締め切った部屋と開放感ある部屋だと
締め切った部屋の方が冷暖房の効率が良いですよね。
ランニングコストがかかるのは、つらいと思っていました。
②1階の音が2階に響く
今は子どもたちも乳児と幼児なので気になりませんが、
子どもが受験生になったときなど心配です。
子どもが小さいうちは、子どもの気配を音で感じられるという利点はあります。
③キッチンの匂いが2階まで充満する
我が家のキッチンのレンジフードです。
掃除ラクラクで高機能ですが、このレンジフードをフル稼働させても
揚げ物や焼肉などの匂いは2階のホールまで届いてしまいます。
各個室は、部屋の入り口を閉めておけば大丈夫です。
④子どもの友人が1階LDKを必ず通って2階に行く
子どもが小学校高学年、中学、高校、となると
親を介さなくてもお互いの家に遊びに来たりするとは思いますが、
家族のくつろぎの場である1階LDKを通って
お客さん(子どもの友人)が2階の子ども部屋に行くのが
ストレスになる、という話をよく聞きます。
以上の①~④の理由から、リビング階段ではなく、
玄関ホールから直接2階に行ける階段
を希望していました。
なぜ《リビング階段》を採用したのか
答えは簡単でした。
限られた間取り上(延床30坪です)、
「仕方なく」リビング階段を採用するしかなかった のです。
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ここにも載っていますが、
限られた延床面積の中で、いかに「無駄のない間取り、生活動線を作るか」というと、
階段を家の中心に近い場所に作ることが大きな解決方法の1つになるのです。
階段を家の中心に近い場所に作ることで、
2階ホール(廊下)を短くすることができ、
限られた床面積のなかで、個室やLDKなどを広く作ることができます。
我が家の場合、玄関は家の端に作るしか無かったので、
玄関から近い場所に階段を作ると間取り上の無駄なスペースが出来てしまうため、
仕方なくリビング階段を採用したのでした。
実際にリビング階段のある家に住んでみて
デメリット①~④は、本当でした。
ですが、子どもが小さいこともあり、リビング階段のデメリットは
そこまで大きく感じないです。
階段は怪我しやすい場所なので、小さいうちは昇り降りが心配。
「階段はゆっくり降りてきてね~」と家事をしながら声をかけたり、
2階の子どもの様子を
1階で料理や掃除をしながら感じることができます。
子どもが小さいうちは、「リビング階段」のメリットの方が大きい
と思いました。
また子どもたちは、階段を椅子かわりに使って、
ごっこ遊びをしたり、絵本を読んだり、家族の会話を楽しんでいます。
玄関ホールのすぐ近くに階段があったら、
「2階への昇り降り」という本来の機能しか使って無かったとは思いますが、
階段がLDKの一部として、無駄なく活用されている感じがとても良いと思いました。
またリビング階段の大きなメリットとして、
LDKを広く感じることができる という点が大きなポイントです。
LDKが19畳の我が家ですが、「もっと広く感じる」と良く言って頂けます。
階段を作ると、階段の上部は2階の天井まで開けるので、
事実上、階段の上だけ「吹き抜け」になっている状態です。
LDKの天井の大部分を吹き抜けにしてしまうと、
デメリット①~④を強く感じてしまいますが、
リビング階段の上だけ吹き抜けだと、
吹き抜けの良さを十分に生かしながら、デメリットを最小限にして、
開放感を楽しめる ので、お勧めだと思いました。
1年前に小さなマイホームを建てました。
共働きで忙しい毎日なので
「家事がラクになる」「育児が楽しくなる」
お家作りを目指しています。
遊びに来てくださってありがとうございます。